犬のトイレのしつけは簡単にできる?3つのコツを掴んで上手にトレーニング
犬を飼いたい!
尻尾をふって寄ってくる姿は、とても愛くるしいですよね。
ただ、そこで考えてしまうのは、しつけを上手にできる?
誰でも簡単にできるの?
楽しみだけれども、不安もあるかも知れませんね。
新しい家族を迎えようと考えているけれど、お互いが快適に一緒に暮らすにはしつけはとても大事なこと。
特にトイレのしつけですよね。
その大事なトイレのしつけを簡単にできれば言う事なし!
人間が教えなければ、犬はトイレの場所を覚えることはできません。
あちこち所構わず排泄されると、せっかくの楽しいペットライフが台無しです。
振り回され、犬が悪いわけではないのに、無駄に怒ってしまって関係性もよくないものに。
そうならないためにも、コツを掴んで上手にトイレのしつけをしましょう。
トイレのしつけは簡単?
では実際に犬のトイレのしつけは簡単にできるのでしょうか。
ペットショップに行って見てみると分かるのですが、猫はトイレできれいに排泄しているのに対し、犬はあちこちに排泄しています。
店員さんが慌てて拭き上げている…なんて姿をよく見かけます。
「トイレトレーニング中」なんて張り紙があるブースでもそんな光景をよく見かけます。
実はそれくらい犬のトイレのしつけは簡単ではないようです。
それでも少しでも簡単にできるよう解説していきます。
トイレのしつけにはコツがある
さぁ、新しい家族を迎え入れました。
家に慣れるまで様子を見ようなんて思わずに、すぐに始めましょう。
トイレのしつけは犬を迎え入れたときからスタートです。
犬を迎え入れる時はトイレのしつけがすぐに始められるように、準備をしっかりしてからにするといいですね。
前述の通り、魔法みたいに簡単にぱっとはいきません。
ただトイレのしつけにはコツがあります。
そのコツを掴んで少しでも簡単に、飼い主さんにも犬にも苦にならないように進めていきましょう。
子犬の場合
子犬は排泄間隔が短いので、まめにトイレに誘導してあげる必要があります。
間隔は、小さい時は30分〜1時間。
6ヶ月過ぎたあたりから3〜4時間ほどになります。
失敗体験が続かないように、ソワソワしだしたらトイレに連れて行ってあげましょう。
遊んでいるときも目を離さないようにしてあげてください。
成犬の場合
成犬は子犬に比べて排泄間隔は長くなります。
以前どのように飼われていたかにもよりますが、トイレを認識していてそこで排泄するのがわかっている犬もいます。
そういう場合は場所さえ覚えると上手にできるようになるのは早いかも知れません。
まずは落ち着ける場所を作って環境に慣れさせながら、トイレのタイミングを観察してみましょう。
タイミングが分かったら、その時間を見計らってトイレに誘導してあげます。
上手なしつけの3つのコツ
迎い入れる新しい家族で違いはありますが、コツは基本的に一緒です。
上手にトレーニングを進めていくためにコツを掴んでいきましょう。
ここでは共通する3つのコツを解説していくので参考してみてください。
集中して行う
トイレのしつけは犬を迎え入れたときから、集中してつきっきりで見てあげるのがコツです。
失敗を繰り返して部屋中で排泄をするとなかなか覚えてもらえません。
なので集中してみてあげられるタイミングでお迎えできるのがベストですね。
個人差はもちろんありますが、数週間、1〜2ヶ月はかかるようです。
「はい、トイレはここよ!」
「あら、じょうずね〜」
と、簡単にはいかないようです。
ドンと構えて気長にゆったりとトイレトレーニングをしていきましょう。
監視と管理で行う
2つ目はとにかく監視と管理がコツになります。
トイレの間隔の目安は子犬の場合、30分から1時間。
6ヶ月過ぎた頃から3〜4時間ほど開くようになります。
匂いを嗅いでくるくるしたり、ソワソワしだしたらトイレに誘導してあげましょう。
ご飯のあとや寝た後もトイレに行くタイミングです。
トイレを覚えるまでは、常に気をつけて見てあげてトイレに誘導しましょう。
決して叱らない
3つ目は失敗しても決して叱らないことがコツです。
叱ると排泄が悪いことだと勘違いしてしまい、問題行動を起こしたりトレーニングがますます上手にできなくなります。
失敗が何度も続いたり、トレーニングが長い期間続くと、気持ちが落ち込み思わず叱りたくなることがあるかも知れません。
「あー!こら!」なんて思わず大きな声を出してしまうこともあるかも知れません。
それでもあとはグッと気持ちを抑えて、そっと片付けをしてください。
犬のトイレのしつけを簡単にして快適ペットライフ
3つのコツをお話してきましたが、いかがでしたか?
難しそうに見えるトイレのしつけも、コツを掴んでしまえば簡単にスムーズに進むはずです。
何より可愛い仕草や様子を見たら、その子との快適なペットライフを過ごすために頑張れそうですよね。
ただ長期戦になるかも知れないトイレのしつけ。
さらにゆとりを持って進められるように、コツ以外にも何か必要なことはあるでしょうか。
最小限の負担でトレーニング
「集中して、監視と管理で、そして決して叱らないのがコツ」と言われても、頑張りすぎるとついつい叱ってしまったりと良い結果は生まれません。
自分の生活リズムを大事にしながら、最小限の負担でトイレのしつけをできるのが理想です。
飼い主さんが日々楽しそうに過ごしていたら、犬も嬉しいはずです。
そのためのコツなので、根を詰めすぎず一緒に楽しく遊ぶ時は遊んで、良い関係を築いていってほしいです。
良い関係を築けるとスムーズに進めていけることもあるので、負担も少なくなりますよね。
嬉しい限りです。
上手にトレーニングするために必要なもの
トイレのしつけを簡単にするお手伝いとして、必要なものを紹介していきます。
可愛い新しい家族を迎え入れる前に用意するといいですね。
トイレのしつけが終わっても使用できるものなので、自分の感覚に合ったものを探して見てください。
トイレシート
トイレシートは汚れたら惜しげもなくどんどん替えることができるように、安いもので十分です。
置き場所があるのでしたら、ネットでまとめて買うと安く購入できます。
業務用の安いものもあるので、色々と比べてみてください。
子犬の場合は小さいトイレシートで大丈夫です。
成犬の場合は体の大きさに合わせて用意するといいですね。
サークル
サークルはトイレを覚えるまで、トイレとそうでない場所を区切るために用意します。
サークルの中にトイレシートを敷いて排泄させます。
犬は排泄するときにくるくる回るため、犬の体の2〜3倍位の広さのものを用意します。
トイレトレー
トイレトレーはなくても大丈夫です。
段差ができるため、ここがトイレとわかりやすくさせるために設置するのも良いです。
ただ犬はきれい好きです。
汚したままにしておくと、そこで排泄しなくなる場合もあるので、設置した場合はきれいを保ってあげてください。
消臭スプレーなど
消臭スプレーなどは犬が粗相をしたときに、匂いを残さないように掃除をするためです。
ペットショップに色々なものが置いてあるので、のぞいてみてください。
犬のトイレのしつけの進め方
道具も揃い、いよいよ可愛い新しい家族を迎えました。
3つのコツも何となくでも覚えてみました。
早速トイレのしつけがスタートです。
最初の方でも述べましたが、家に慣れるまで様子を見ようなんて思わずに、すぐに始めましょう。
排泄は待ってくれないです。
基本的な進め方
子犬でも成犬でも基本的なトイレのしつけは一緒です。
まずはサークルでトイレを囲みます。
静かな、汚れたらすぐに処理できる目のつくところにトイレを設置してあげます。
はじめは上手にできないので、小さいトイレシートを何枚もサークルいっぱいに広げて敷いてあげましょう。
そして汚れたところだけをこまめに替えます。
タイミングを見てトイレに誘導して、上手にできたら褒めてあげてください。
わかりやすいタイミングは、起きたとき、ご飯を食べたあとです。
おやつをあげるのもいいですが、「トイレ=おやつ」になってしまわないように言葉や表情・行動でしっかり褒めてあげるのもいいですね。
ただ、大げさに褒めないようにしてください。
犬は興奮するとおしっこをしてしまうので、トレーニング効果が薄れてしまいます。
飼い主さんの嬉しそうな様子は犬にもきちんと伝わり、トイレが上手にできるようになると、犬も嬉しそうにします。
その姿はとても愛くるしく、ますます良い関係性が築けるはずです。
敷いているトイレシートは、段階を踏んで枚数を減らしていきます。
また犬は柔らかい感触のところで排泄をする傾向にあるので、カーペットの上などにトイレシートを敷かないようにしてあげてください。
カーペットの側にトイレの設置も避けたほうが無難です。
失敗した場合
トレーニングははじめからポンポンと順調に行くわけではありません。
もちろん失敗もありますよね。
そんな時でも、3つ目のコツでお話しましたが、決して叱らないでください。
ペットショップに専用の消臭スプレーが売っているので、使ってみるのもいいでしょう。
匂いが残っていると同じところにしてしまい習慣化されてしまうので、臭いが残らないように掃除をしてください。
いくら掃除をしても、なぜか同じ場所でしてしまうようなら、そこに行けないようにするのも一つの手です。
オス・メスの違い
オスはマーキングの習性があるため、足を上げておしっこをします。
メスは足を上げてすることはほぼありません。
なので、雄の場合は壁にもトイレシートを貼るなどの対策をおすすめします。
オスのほうがトイレ対策は少し大変かも知れませんね。
まとめ
犬にトイレを覚えてもらうには、飼い主さんのたっぷりの愛情でトレーニングをしていくことが大事なんですね。
そして簡単にトイレのしつけをするには3つのコツです。
- 集中して行う
- 監視と管理で行う
- 失敗しても決して叱らない
決して短い期間とは言えない時間を、集中して新しい可愛い家族に費やす。
少しでも簡単に負担を最小限にして、犬のトイレのしつけも楽しんでください。
ただ、どうしてもしつけが上手くいかない、難しいと感じたら、それが「愛情がない」わけではありません。
どうしても困った時は、プロに頼むという選択肢もあるので相談してみるのもいいかも知れません。
そのための専門知識を持ったプロなのですから。
飼い主さんと犬にとって何がいいかは、飼ってみて分かることもあるので、無理をしすぎずにいい関係を築いて、素敵なペットライフを楽しみたいですね。