「ストロベリームーン」をネタバレありであらすじを解説!日向の恋の行方は?

芥川なおの恋愛小説「ストロベリームーン」が10月17日(金)に公開されることになりました。
この作品は芥川なおのデビュー作です。
今回はこの「ストロベリームーン」をネタバレありであらすじ解説をしていきます。
「ストロベリームーン」は主人公の日向とヒロインの萌の恋愛小説です。
”よくある恋愛小説”と言われながらも話題の「ストロベリームーン」。
ネタバレもありますが、あらすじを読んで楽しんでください!

「令和イチ泣ける!」と話題なんだって!

文字構成など、とても読みやすい一冊になっているよ
「ストロベリームーン」のあらすじを解説!

芥川なおの「ストロベリームーン」は二人の高校生の純粋な恋を描いた青春の物語です。
ここでは二人の出会いやこの本の題名にもなっている「ストロベリームーン」について、ネタバレありで解説していきます。
「好きな人と見ると永遠に結ばれる」という伝説があるストロベリームーン。
その伝説を中心とした、青春のきらめきから涙を誘うラストまでのこのお話。
日向と萌はどうなっていくのでしょうか。
ネタバレありで物語のあらすじを紹介
主人公は高校生の日向という男の子。
そして同じクラスのヒロイン萌の二人です。
高校の入学式で日向は、萌に出会います。
彼女のペースにのせられて、出会ったその日からお付き合いを始めた二人。
その二人の物語に色を添えるのが、日向の親友である川村や福山。
そして幼馴染の麗です。
実は萌は重い心臓病を患っていて中学3年生のときに余命宣告をされていました。
萌はそれを隠して日向と日々を過ごします。
そしてついに萌の病気と向き合うことになる二人。
友情と恋愛、そして家族の絆、その中で日向と萌の純愛が心に響きます。
日向と萌の出会いから恋の始まりまでの展開
日向は高校の入学式早々から遅刻をしてしまいます。
そこで出会ったのが同じクラスの萌です。
やけに人懐っこい彼女に戸惑いながらも、彼女のペースにのせられて出会ったその日からお付き合いを始めた二人。
メッセージのやり取りなどを通して二人の関係は少しずつ縮まっていきました。
そして楽しく幸せな時間を過ごしました。
二人が付き合っていく場面では、青春の恋のお話が丁寧に描かれています。

周りの友達にも応援されて、二人は良い関係を築いていったんだね!
ストロベリームーンの伝説と物語のキーポイント
「ねぇ、ストロベリームーンって知ってる?」
萌が日向に問いかけた言葉です。
6月に見える満月のことで、ストロベリームーンを好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれるという伝説がありました。
萌の誕生日ということもあり、伝説を信じて二人はストロベリームーンを見に行きます。
ストロベリームーンは二人の絆をより強くしました。
そしてこの物語は涙なしには読めない感動のラストへと進んでいくのです。

ストロベリームーンを見上げる二人の描写には、奇跡が起こるのではないかと思わせられたよ
「ストロベリームーン」のラストをネタバレありで紹介!

ストロベリームーンのラストは高校生二人の切なくも美しい別れが描かれています。
高校入学式で出会い、萌からの告白でお付き合いをするようになった二人。
そして萌の病気を知り、優しく寄り添う日向。
無情にも萌の病状は悪化していきます。
涙なしには読めない純粋な愛と別れの物語です。
ヒロイン萌の余命と日向の二人の運命
萌は中学生のときに重い心臓病を患い、余命宣告をされていました。
そのなかで通い始めた高校。
日向と出会いお付き合いを始めましたが、病気のことは日向には隠していました。
その後萌の病気のことを知ることとなり、日向はショックを受けながらも彼女のそばにいることを決意しました。
萌の最期が近づくなか日向は彼女に思いを伝え続け、萌も日向へ深い愛情を伝えました。

切なく悲しい二人の運命に言葉を失うね…
涙なしでは語れないラストシーン
クライマックスでは、萌が意識を失う直前まで書いていたという日記を萌のお母さんから渡された日向。
それを読んだ日向は涙を流します。
そこには日向への本心や感謝が綴られていました。
萌の死後、日向は医師を志します。
愛する人を失う悲しみと、かけがえのない時間の尊さを描いた心を揺さぶるラストになっています。

切なすぎるラストに涙が止まらなくなるよ
「ストロベリームーン」の感想・レビューまとめ

「ストロベリームーン」は、高校生である日向と萌の純粋な恋愛を描いた小説として、「涙が止まらなかった」「心が洗われた」というような高評価を得ています。
後半の物語の切なさや、日向の一途な想いに共感する声も多くあります。
読みやすい構成や情景が鮮やかに浮かぶ描写も高評価を得ています。
そんな「ストロベリームーン」を読んだ読者の声をここでお届けしたいと思います。
「泣けた」という感想の理由は?
「泣けた」という感想が多い理由は、日向と萌の真っ直ぐで純粋な想いに心を打たれたからかもしれませんね。
物語の後半、二人の出会いがただの奇跡ではないことと、萌の強い想いを知った部分は涙腺が緩んだ。
短いけれど、2人が互いを思い遣り、なくてはならない存在に… 涙無しでは読めなかった。
少し展開が読めたのにそれでも涙した〜
「読書メーター」より引用
悲しみだけではなく、ひたむきな愛の強さに涙する人も多いようです。

何度も読み直してそのたびに涙する人もいるみたいだよ
その他共感ポイントなど紹介!
「ストロベリームーン」の共感ポイントは、日向と萌の等身大の悩みや葛藤、周囲の友情や家族愛が丁寧に描かれている事かもしれません。
「自分もこんな恋がしたかった」「学生時代を思い出した」などの声がきかれます。
とても良い話でした。佐藤日向がすごく良い。だから,桜井萌も,幼馴染の高遠麗も日向に惹かれ,友人たちも色々協力してくれる。個人的には,最後の方に登場の向日葵畑のおじさんがツボです。
大切な人を覚悟を持って大切にし続けよう。主人公の日向くんも、ヒロインの萌ちゃんもとにかくステキだ。まっすぐな気持ちで生きていこう。そんな気持ちにさせてくれた。
「読書メーター」より引用
日向を支える親友たちの存在や、萌の家族の想いも感動を呼びます。
幅広い世代の心に響く小説となっているのではないでしょか。

「夜空を見上げたくなった」という声もあるけれど、それ、すごくわかるなぁ

2025年は6月11日(水)がストロベリームーンだって!
まとめ

2025年10月17日(金)公開予定の映画「ストロベリームーン」の原作のあらすじをネタバレありで紹介しました。
「ストロベリームーン」の映画化を知って興味持った方もいるかも知れませんが、原作も手にとって見るのもいいかもしれません。
もちろん「ありきたりの恋愛物語」という声もあります。
ただ、このネタバレありのあらすじをみてもらえると、それだけではない物を感じてもらえたのではないでしょうか。
日向と萌の純粋な心。
その周りの親友や家族の想い。
「ストロベリームーン」もいいですが、何気ない日に大切な人と夜空を見上げてみるのもいいかもしれませんね。